お正月を迎えたと思ったら、昨日はおやつに七草がゆを食べ今日は鏡開きととんど焼といよいよ新年が本格的に動き始めました。
とんど焼きをするのに、お家のお飾りさまを持って来てもらいました。
お飾りさまに使われている針金等(灰にならないもの)は外してとんど焼きの火にくべます。お飾りさまを焼いた灰を家の四方に撒くと魔除けになると言われ、アルミホイルに包んだ灰をお迎え時に持ち帰ってもらいます。(残った灰は畑に撒いたりするので針金等は事前にはずしておきます)
とんど焼きの準備でお飾りさまの飾りを外しながら感じたこと。
*お飾りさまの文化が変化している!
最近の市販のお飾りさまは、とてもきらびやかで豪華な飾りつけをされています。生活様式も建築様式も洋風化してお飾りさまの飾りつけもずいぶん洋風化してきました。それに比べると日本文化のおかざりさまの飾りつけは少し地味に見えるかもしれません。ですがその飾りには奥深いものがあります。
橙(代々栄えるように)・本俵(子孫繁栄)・昆布(喜ぶ)・裏白(裏表のない心) それぞれに意味のある飾り。鏡餅にも使われる飾りですが、最近は鏡餅もパック入り!昔から伝承されている日本文化を子どもたちに伝えていかねばならないと感じました。
田植えをし、稲を育てお米を収穫した後のわらでお飾りさまを編む。神様への祈願をこめて飾りを付け神様を迎える。また、燃やして神様を送る。昔ながらのお飾りさまの材料はすべて土にかえるものばかり。そのまま火にくべても燃え残るものは何もない。自然の中に循環される。この日本の文化の素敵さを再認識しました。